中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害に効果的
自然な入眠へと導き、かつ中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害に効果的とされるロゼレム。ここでは、ロゼレムの効果や副作用、メリット、デメリット、服用している方々からの口コミなどをご紹介します。
ロゼレムは、国内の大手製薬メーカーである武田薬品工業が製造販売している睡眠薬。体内時計を調整しているメラトニンという物質に働きかけることで、服用後、自然な眠りへと誘導します。
ロゼレムは、強引に入眠へと導くような睡眠導入剤ではありません。体内の生理物質に働きかけることで、本来あるべき自然な眠りへと誘導する薬です。そのため、中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害には高い効果を発揮しますが、一方で、入眠障害に対しては効果に個人差があります。
依存性が少ない薬なので、相性が合えば長期的に服用することも可能です。
ロゼレムを使用している方々の口コミを集めてみました。満足している内容の口コミが多く見られ、副作用などに対する不満は比較的少ない印象。一方で、「効果には個人差がある」「効果がある日とない日がある」という意見もあるようですね。
しっかり眠れて助かっています
重度の不眠症というわけではありません。ただ、考え事をしている日や、翌日に緊張する仕事を抱えている日などは、神経が張り詰めてしまい眠れない、というタイプです。「今日は入眠が難しいだろいうな」と予想される日は、決まってロゼレムを飲むようにしています。しっかりと眠れて、本当に助かっています。
布団に入って20分以内には完全に寝入っています
ロゼレム、すごい効果ですよ。私には本当に合っている薬だと実感しています。服用後、すぐに布団に入るようにしているのですが、20分後には完全に寝入っています。こんなにスムーズな寝入りを実現してくれる睡眠薬は、初めてです。翌日に大事なイベントが控えていて、気持ちが昂揚している時には、かならず飲むようにしています。
強すぎず弱すぎず、ちょうどいい感じ
今まで、いくつかの睡眠薬を試してきたのですが、効果が強すぎるものや、逆に効果をあまり感じられないものなどが多く、「ちょうどいい」という感じの薬に巡り合うことができませんでした。そんな私に、ロゼレムはピッタリでしたね。作用が強すぎず弱すぎず、ちょうどいい感じで良質の睡眠を得ることができています。
効果にバラつきがあります
期待して飲んでみたのですが、効果のある日と効果のない日があります。大事な日の前日に効果がないのでは、意味がありません。服用量を増やすと確実に効果が出るのですが、副作用が怖いのでできません。かならず寝られる睡眠薬を求め、別の薬も試してみたいと思います。
体質に合わず断念しました
口コミをチェックしたら「副作用がほとんど出ない」との声をたくさん見たので、安心して服用してみました。ところが、私には合わなかったようですね…。睡眠誘導効果は十分に感じられたものの、朝のふらつきが著しく出ました。飲むとふらつき、飲まないとふらつきません。危険なので、もう飲むのをやめました。残念です。
新しい認可睡眠薬ということもあり、従来からある他の睡眠薬に比べると、副作用の指摘が少ない印象でした。従来の薬と比べれば、安心して飲むことができる薬と言えるかもしれません。
ただし、副作用が緩やかということは、睡眠効果も緩やかである可能性があります。実際、効果に対する疑念を呈する声も散見されます。
重大な副作用として、アナフィラキシーが報告されています。服用により蕁麻疹や血管浮腫などが見られた場合には、服用を中止して十分に観察する必要があります。
他の副作用として注意すべきものは、眠気です。服用者の3.4%に「傾眠」が見られるとの報告があります。翌日に車の運転や機械の操作を予定している場合は、慎重に服用する必要があるでしょう。
通常、成人にはラメルテオンとして1回8㎎を就寝前に経口投与 する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
(1)本剤の投与開始2週間後を目処に入眠困難に対する有効性 及び安全性を評価し、有用性が認められない場合には、投 与中止を考慮し、漫然と投与しないこと。
(2)本剤は、就寝の直前に服用させること。また、服用して就 寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をす る可能性があるときには服用させないこと。
(3)本剤は食事と同時又は食直後の服用は避けること。[食後投 与では、空腹時投与に比べ本剤の血中濃度が低下することがある。]
高齢者、妊婦、授乳婦が使用する場合には、患者本人および胎児・新生児への安全性の観点から、医師の指示にしたがって慎重に服用するようにしてください。小児の服用については、安全性が確立されていません。
ロゼレムのメリットとデメリットを見てみましょう。
ロゼレムの特徴をメリット・デメリットの観点から見れば、「自然な眠りを誘導する反面、効果の程度や、効果が現れるまでの時間には個人差がある」ということ。入眠障害への効果が弱い点は、やや気になります。
睡眠薬に似て非なるものに、睡眠サプリがあります。睡眠を改善するために飲むもの、という意味では睡眠薬と同じですが、果たして睡眠サプリは、睡眠薬の代わりとなるのでしょうか?
睡眠サプリの目指すところは睡眠のサポート。その目的としては睡眠薬と共通する部分が多いものの、睡眠薬は薬で、睡眠サプリは食品という点が最大の違いです。
睡眠薬は、医学的な検証を経て症状の改善効果がある認められている薬。効果には多少の個人差があるものの、ほぼ確実に効果を得られるという点は、睡眠薬のメリットです。
一方、睡眠サプリは睡眠をサポートする成分を配合した食品。形状は薬に似ていますが、まったく別物だと考えた方が良いでしょう。薬のような改善効果が実証されていない反面、副作用などの心配がいらず、安心して使い続けられるというのがメリットです。
睡眠にお悩みの方には、改善方法として睡眠薬を検討する方が大勢いる事かと思います。しかし、前述の通り、睡眠薬には副作用があるもの。その利用については慎重に判断するべきです。
まずは自分の状態をしっかりと分析し、本当に薬を飲まないと改善できないのかどうかを検討してみましょう。もし薬を飲まずに改善が見込めるようであれば、それに越したことはないはず。生活習慣を見直したり、睡眠サプリを飲んだり、といった安全な方法を試してみるのも良いでしょう。
ちなみに、睡眠サプリと一口にいっても多くの商品が発売されており、どれを選んでも良いというわけではありません。睡眠サプリを選ぶ際には、含まれている成分や、その成分の働きなどについてチェックしてみるのも重要です。
しっかりとした根拠に基づく、自分に合った成分が配合されたものを選べば、きっと満足のいく商品を手に入れられることでしょう。
睡眠への作用が科学的に証明されたサプリ成分の代表が、テアニンです。機能性食品の研究開発で知られる太陽化学株式会社が、ヒトに対する臨床試験を通じ、テアニンの睡眠への作用を科学的に証明しました。
22名の被験者を対象とした臨床試験では、テアニンを摂取したグループにおいて、摂取していないグループよりも有意に睡眠への作用が確認されたとのこと。同試験の臨床データも公表されています。
睡眠サプリが気になる方は、臨床データのあるテアニン配合の商品から選んでみてはいかがでしょうか?