セロトニンを増やし寝つきをよくする成分「ラフマ葉」
「ラフマ葉」とは万能生薬と呼ばれる植物で、睡眠改善効果や自律神経を整える効果があります。さまざまな効果があり、病気の予防にも用いられているそう。ここでは、ラフマ葉について効果や特徴、副作用などを紹介しています。
ラフマ葉はキョウチクトウ科の多年草であるハーブで、お茶やサプリメント、寝具などさまざまな用途に使われている植物です。ここではラフマ葉について調べた結果をまとめてみました。
ラフマは原産国である中国でお茶として楽しまれており、健康維持のために飲む方も多いハーブ。日本ではラフマ葉を焙煎しなおした「ヤンロンティー」が販売されています。
睡眠効果や精神安定作用などさまざまな効果があり、中国ではラフマ葉を使用したお茶が薬として認可されているそう。幅広い症状に効く万能ハーブです。
ラフマ葉は免疫力向上や高血圧予防などの幅広い効果を持つ万能生薬。特に精神安定効果は広く知られており、自律神経系の治療に有効です。生活習慣病の予防効果もあるため、定期的に摂ることで健康維持に役立つでしょう。
原産国の中国では、古くから精神を癒す生薬として知られています。ラフマ葉を使ったお茶は健康にいいとされ、生産されている地域では愛飲する方が多いとのこと。日本では焙煎しなおしてえぐみを抜いたお茶が販売されています。
ラフマ葉が持つ効果・効能について説明しています。
ラフマ葉には睡眠の質を改善する効果があることが分かっています。睡眠不足で悩む男女16名に50~100mgのラフマ葉抽出物を摂取させた結果、深い眠りであるノンレム睡眠の時間が増えたことが証明されています。
睡眠に関わる成分であるセロトニンから生成される睡眠ホルモン「メラトニン」も増やすことができ、生活リズムや体内時計を正常に調整してくれるので、睡眠の質を高められます。
ラフマ葉には、心身の安定に関係する「セロトニン」を増やす働きがあり、イライラや不安感の改善に効果を発揮します。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、ノルアドレナリンやドーパミンと並んで人間の精神に大きく影響する成分。セロトニンが増加すると、感情をコントロールできるようになり、前向きな気持ちにさせてくれます。
ラフマには神経の高ぶりを抑制し、気分を落ち着かせる作用があります。ラフマを用いた実験では、抗うつ作用もあることが判明。やる気や集中力に関係するノルアドレナリンに作用し、自律神経を整えます。
血圧低下や免疫力の向上といった効果があるラフマ葉。ケルセチンに変化するフラボノイドやカリウムが多く含まれているため、体内で血圧を正常化させてくれます。コレステロール値を下げる効果もわかっており、生活習慣病に役立つ成分として注目されているハーブです。
ラフマ葉には特に副作用はありませんが、ラフマの根には強心作用があります。心臓の収縮が強くなったり心拍数が低下したりといった危険性が指摘されているため、心臓に負担をかけないよう適量を守って摂取することが大切です。
ラフマ葉を摂取するなら、ラフマ茶やサプリメントがおすすめ。根は医薬品としての効能が強いため、葉の成分だけを摂れる製品を利用するのがいいでしょう。ただ、ラフマ茶はかなりひどい味との口コミもあり、毎日飲むのは難しいという方も。そういった場合は手軽に摂れるサプリメントを選びましょう。
免疫力向上や精神安定など幅広い効果を持つラフマですが、比較的軽度の不眠に悩んでいる方向き。睡眠効果をもっと高めたい場合は、テアニンやグリシンなど高い睡眠効果を誇る成分を摂るのがおすすめです。複合型サプリメントもあるので、自分に合ったものを探してみてくださいね。