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Insomnia and sleep disorder

不眠症・睡眠障害

あなたの眠れないはすでに不眠症かも

眠れない原因はストレスなどたくさん考えられますが、すでに睡眠障害である不眠症を発症しているケースもあります。このページでは、睡眠の病気である不眠症について解説していきます。

不眠症とは

不眠症とは

不眠症とはどんな病気なのか

不眠症は睡眠障害の一つで、れっきとした病気です。布団に入ってから寝付くまでに2時間以上かかったり、いったん眠れたとしても、夜中に2回以上目が覚めてしまうといった症状が一定期間続くと、「不眠症」であると診断されるそうです。症状としては、寝付きが悪い(入眠障害)・途中で目が覚める(中途覚醒)といった他にも、朝早く目が覚める(早期覚醒)・眠りが浅い(熟眠障害)というものが挙げられます。不眠症で睡眠が阻害されると、脳が常に興奮状態になり休息がとれなくなり疲労が溜まり続けます。

そのため、集中力の欠如による作業効率の低下を始め、倦怠感・イライラ・やる気の減退・日中に突然強烈な眠気に襲われるなどの症状が現れ、日中に正常な日常生活が送れなくなるという障害が出てきます。

不眠症の原因

いくつかの種類がある不眠症の原因

仕事のストレスによる代表的な不眠症状

不眠症のタイプは、心臓疾患や心身症・ノイローゼなどの病気が原因で起こるものと、生活習慣や環境・仕事のストレスなど精神的な緊張や興奮が原因で起こるものと、この2つのパターンに分類することができます。中でもストレス社会と呼ばれる現代では、心理的な原因によることが多く、仕事や人間関係による強いストレスや悩みごとを抱えてしまった結果、睡眠障害を起こす人が多いそうです。また、不規則な生活習慣による体内時計の狂いや、住環境の変化やPCやスマホの長時間使用といった物理的な要因、体調不良なども不眠症の原因となります。

不眠に隠れた病気

Illness

上記であげたとおり、他の病気による体調不良も不眠症を発症する原因の一つとなっています。それでは、不眠症と関係しているものにはどんな病気があるのか、ご紹介していきましょう。

心の病気

心の病気

うつ病・PTSD・統合失調症など

複数ある病気の中でも、心の病気は最も不眠に密接したものと言えます。特に「うつ病」は、患者さんの90%近くが不眠症状を抱えているそうですが、その多くが最初は不眠がうつ病の症状だったと気づかなかったそうです。また、受け入れがたい衝撃を体験したときに起こる後遺症「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」や、幻覚や妄想などの症状が現れる「統合失調症」、度を超した不安を感じてしまう「不安障害」と言った病気も、強いストレスが脳を興奮状態にさせることから、不眠を伴う心の病気に挙げられます。

自律神経の病気

自律神経の病気

自律神経失調症

自律神経には交感神経と副交感神経があり、これが決まったリズムで交互に現れることで、私たちの体は活動と休息を自然に行っています。ところが、精神的な影響(ストレスなど)や生活習慣の乱れなどでバランスが崩れ、心身に様々な症状が現れる病気が「自律神経失調症」です。この病気になると交感神経が優位となる時間が長くなるので、脳が常に興奮し緊張した状態となるため、同時に不眠症を発症することが多いそうです。ただ、うつ病やパニック障害の症状にとても似ているため、自己診断はオススメされていないそうです。

女性ホルモンの変調

女性ホルモンの変調

更年期障害・甲状腺ホルモンの疾患

睡眠は、ホルモンの分泌量にも影響されやすいそうです。そのため女性の場合、女性ホルモンの分泌量が大きく変化する「更年期障害」や「PMS」で、不眠に陥ることがあります。また、妊娠や出産時にも、不眠に悩まされる人も少なくないそうです。また、甲状腺機能亢進症・甲状腺機能低下症など、甲状腺ホルモンの分泌量が乱れる病気にも、睡眠のトラブルを起こす特徴があります。分泌過剰になる亢進症は不眠になりやすく、分泌減少の低下症では、睡眠時無呼吸症候群による不眠症を併発しやすいという傾向があります。

高血圧・糖尿病

高血圧・糖尿病

高血圧や糖尿病も不眠に関連している

睡眠は、血圧や血糖値とも関連しています。交感神経には、体を活動的にするため、血圧を上昇させる働きがあります。反対に副交感神経は、体を休息させるため、血圧を下げる働きがあるのです。つまり高血圧の方の場合は、高い血圧が寝付きを悪くさせていると考えられるのです。また、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンは、睡眠の質が悪くなると働きが低下する特徴があります。そのため、血糖値異常の病気である糖尿病の方の場合も、不眠になるリスクが高いとされています。

上記で紹介しました病気の他にも、アトピー性皮膚炎や、ぜんそく・むずむず脚症候群・関節リウマチ・頻尿などが不眠を引き起こす病気としてあげられます。これらは、痒みや痛みといった病気の症状そのものが、眠りを妨げる原因となっています。

不眠が招く病気もある

不眠が原因となって病気になることも

これまで睡眠障害である不眠症を発症する原因についてご紹介しましたが、実は反対に不眠になることで引き起こされる病気もあるのです。私たちは、睡眠中に新しい細胞を作る「成長ホルモン」が分泌されます。体を健康に保つために欠かせないホルモンの分泌が、睡眠不足によって低下してしまうと、免疫力も低下していきます。そのためインフルエンザなどの風邪を引きやすくなる他、肌や内臓へのダメージを受けやすくなるとも言われています。また眠れなくなると、不安感やイライラ・倦怠感などが強くなることから、心の病気を招いてしまう危険性もあります。女性の場合、睡眠不足がホルモンバランスを崩すため、婦人科系のトラブルも起こしやすくなります。

不眠=病気と診断されたら

不眠=病気と診断されたら

医師の指示のもと根気よく治療しましょう

不眠症はもちろん、それに関連した病気があると診断された場合は、速やかに治療を開始する必要があります。しかし、少し不眠が改善してきたからと言って、自己判断で治療を中断するのは、後に症状を悪化させるなどデメリットでしかありません。きちんと改善させるためには、医師の指示を守って最後まで通院し、時間はかかっても根気よく治療していくことが重要となります。