睡眠の質とL-テアニンの関係性

L-theanine

緑茶に含まれるアミノ酸である「L-テアニン」に、睡眠改善効果が期待されています。ここではL-テアニンと、それが持つ睡眠改善効果について総合的に解説しています。

緑茶で眠れる?
旨味成分L-テアニンとは

L-theanine
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L-テアニンとは?

L-テアニンは緑茶に旨味成分として含まれているアミノ酸の1種であり、お茶の他には一部のきのこからしか見つかっていない、とても特別な物質です。尚、上級なお茶にほどL-テアニンは多く含まれています。

L-テアニンは脳に作用するアミノ酸

Amino

L-テアニンは、アミノ酸の中でも脳まで届いて作用するという性質を持つもので、L-テアニンの脳に対する効果としては幾つかのものが知られています。

  • ・様々な脳内物質の機能に関与
  • ・血圧降下作用
  • ・記憶学習能力の向上
  • ・脳血管障害に対する影響

L-テアニンでリラックスできる?

Relax

人間を対象にした脳波測定実験で、L-テアニンを口から摂取した場合、リラックスしていることを示す「α波」が、L-テアニン摂取の30分後辺りから強まるという結果が得られました。また、マウスを使った実験では、L-テアニンがカフェインによる興奮を抑える働きも確認されており、総合的に考えて、L-テアニンには脳の興奮を抑えて、リラックスした状態へと移行させる効果があると推察されています。

L-テアニンで穏やかに眠ろう

Gently Sleep

良質な睡眠を獲得する条件の1つに、脳をリラックスした状態に保つことが挙げられます。 だとすれば、L-テアニンを摂取して脳を落ち着かせることで、睡眠改善をサポートすることが可能かも知れません。 さて、2004年11月の日本生理人類学会誌において、L-テアニンの睡眠改善効果の検証実験に関する報告が掲載されました。
そして、25~36歳までの健康的な男性を対象に、腕にはめて睡眠の度合いを計測するアクティグラフという専用機器を用いて行われたこの実験の結果から、強力ではないものの、L-テアニンには緩やかに入眠を促進させる作用があると示唆されました。
この結果は、特に生活習慣が不規則になりがちな現役世代の男性にとっても、好ましい話と言えるでしょう。

参照元

Reference

日本生理人類学会誌 Vol9,No.4, 2004年11月 「アクチグラフを用いたL-テアニンの睡眠改善効果の検討」[pdf]