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そのほかの
成分

Other

睡眠サプリに採用されるその他の成分について

睡眠サプリには、2大成分とされる「テアニン」と「グリシン」以外にも、睡眠に有効な効果があるとされる複数の成分が採用されています。それでは、その他の成分についてご紹介しましょう。

トリプトファン

Tryptophan

鎮静作用を持つ神経伝達物質の材料

牛乳などの乳製品・大豆・ナッツ類などに含まれるタンパク質

そのほかの特徴

トリプトファンは脳内で、睡眠ホルモンとして知られるセロトニンを作る材料となります。そのため、寝つきを良くするなどの睡眠効果が認められ、アメリカでは天然の催眠剤としても利用されています。
過剰に摂取する事で、肝硬変など肝臓への悪影響が副作用として指摘されています。また抗うつ剤との組み合わせで、血圧・心拍数の変化・脳血管収縮障害などが出る可能性もあるようです。
体内で生成されない成分ですので、食事などから摂取しなければならないという特徴があります。精神を安定させる効果があり睡眠を改善させるのに適していますが、その他にもアンチエイジング効果・鎮痛効果・集中力や記憶力を高める効果・PMS(月経前症候群)の改善などが期待されています。

GABA(ギャバ)

GABA

人間の様々な部位にあるリラックス成分

発芽玄米・漬物や味噌などの発酵食品・グルテン・グルタミン酸・イチョウ葉エキス

そのほかの特徴

GABAは脳の中枢神経で、興奮状態になると過剰分泌されるアドレナリンを抑制し、脳をリラックス状態にする働きがあります。脳のアルファ波も増加させるため、体を睡眠しやすい状態にする効果が期待できます。 もともと体内にある成分ですので、副作用の心配はほとんどありません。ですが、容量を超えて過剰に摂取した場合、動悸や息切れ、赤ら顔、唇の痙攣、不安感、吐き気などの症状が出る可能性があります。 GABAによるアドレナリンの抑制効果は、体を睡眠に導きやすくする他にも、血圧を下げ正常に保つ効果があるとされています。また、そのリラックス効果によって、ストレスを緩和する効果も認められていて、胃潰瘍などのストレス性疾患の予防にも繋がります。

セリン

Serine

脳を構成する神経細胞の材料となる成分

牛乳・大豆・いくら・鰹節・海苔など

そのほかの特徴

脳の健康を維持する働きのあるセリンには、良質な睡眠をもたらす効果がある事が実験の結果判明しています。特に、入眠困難や中途覚醒といった不眠症状の改善に効果が期待できるそうです。 セリンは摂取しても代謝されるため、過剰摂取による副作用はほぼないとされています。しかし、1度に過剰摂取すれば代謝が間に合わず、腹痛や胃痛といった症状を起こす場合もあるそうです。 セリンには、脳の健康を維持する働きの他にも、肌の潤いを保つ働きもあるという特徴を持っています。また、脳のエネルギー源であるブドウ糖を運ぶホスファチジルセリンの原料ともなるため、セリンが不足すると認知症やアルツハイマーの症状が進行するとも言われています。

クワンソウ

Daylily

沖縄伝統の睡眠を促すリラックスハーブ

ユリ科ワスレグサ属クワンソウ

そのほかの特徴

クワンソウには優れた睡眠誘発効果を持つオキシピナタニンが豊富に含まれており、入眠改善効果や中途覚醒抑制効果が期待でき、不眠の悩みを解消し睡眠の質を向上する働きをするとされています。 現在、クワンソウを摂取することでの副作用については報告されていません。ただし、クワンソウをそのまま生食するとお腹を壊すと言われていますので、やはり過剰摂取は避けた方が良いでしょう。 沖縄では昔から、よく眠れる効果のあるハーブとして親しまれてきたクワンソウ。睡眠薬とは違い、穏やかな効き目というのが大きな特徴となっています。睡眠の質が向上される事で、体の疲労回復や美肌効果も期待できるのも、クワンソウの特徴としてあげられるかと思います。

ラフマ葉

Apocynum venetum

中国では薬として認められている天然ハーブ

キョウチクトウ科ラフマ

そのほかの特徴

ラフマ葉には、脳内ホルモンのアドレナリンに作用し、精神を安定させる効果があります。加えて睡眠ホルモンのセロトニンには影響を与えないため、入眠しやすくなると言われています。 ラフマの根には強心作用があるといわれています。そのため、根の部分を過剰摂取すると心臓の収縮が強くなり、心拍数も低下してしまう危険性がありますので、注意しなければなりません。 ラフマには精神安定効果の他にも、抗菌効果や喘息予防、生活習慣病の予防・改善効果などがあり、中国では薬として認められています。しかし、日本では薬として認められておらず、ラフマ茶(ヤンロンティー)として親しまれています。また、茎の部分の繊維質で布なども作られています。

セントジョーンズワート

St. John's Wort

ヨーロッパでは治療薬として使われるハーブ

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)

そのほかの特徴

セントジョーンズワートには、脳内のセロトニンの減少を抑える働きがあるとされています。セロトニンは睡眠に関わるホルモンですので、脳をリラックスさせ眠りやすくさせる効果が期待できます。 セントジョーンズワートは、摂取する事の副作用は極めて少ない成分とされています。しかし稀に、胃腸の不調・口の渇き・めまい・日光過敏症などが起こる可能性があるとされています。 セントジョーンズワートの抗うつ効果は、医学的研究によって実証されています。ハーブ先進国であるヨーロッパ諸国では、治療薬として認可されているほど、世界的な実績と信頼を得ているハーブです。日本では薬として認可されていませんが、その効果からサプリメントの成分として活用されています。

バレリアン

Valerian

心地よい睡眠を促してくれる天然ハーブ

オミナエシ科カノコソウ属バレリアン(セイヨウカノコソウ)

そのほかの特徴

バレリアンには、脳内のGABAと相互作用をする働きがあります。その働きにより、深い睡眠を示すノンレム睡眠の時間が増え、睡眠の質を向上させる効果があり、不眠を改善する事が報告されています。 過剰に摂取すると、頭痛・吐き気・落ち着かない・ふらつきといった副作用が起こる場合があります。また、催眠効果のある薬剤との併用は、効果が強く出すぎる可能性があるため、控える必要があります。 バレリアンは、乾燥させると独特な強い匂いを発するのが、大きな特徴としてあげられます。サプリメントでの摂取ではあまり問題がないようですが、ハーブティーで摂取する場合は、他のハーブとブレンドして飲みやすくするのが、一般的になっているそうです。

まとめ

古来からの知恵が現在にも活用されている

現在の睡眠サプリメントには、古来から活用されていたハーブの成分も、数多く取り入れられています。ですので、原料も睡眠へのアプローチ法もそれぞれ特徴があり、そのため自分の症状に合ったものを選ぶ事が大事とされています。そんな様々ある睡眠サプリの中でも、最近人気が高いのが「テアニン」と「グリシン」の二大成分で、配合しているサプリメントの数も増えているようです。