Deep sleep disorder

眠りが浅くて眠った気がしない

たっぷり眠った筈なのに疲れが取れないのはどうして?

「睡眠は取れているのに寝た気がしない」状態、いわゆる熟眠障害・熟睡感欠如の原因について解説しています。睡眠環境や体内時計の乱れのほか、睡眠時無呼吸症候群など病気の可能性もあるため、ぜひ情報をチェックして。

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「寝た気がしない」場合の不眠
「熟眠障害」とは

Deep sleep disorder

眠りが浅い

寝つきも悪くなく、睡眠時間も取れているのに眠った気がしない、という状態を「熟睡感欠如」「熟眠障害」と言います。眠りが浅いと感じる不眠症の1つで、近年では若年層を中心に増加しつつある症状。うつ病の初期症状としても良く見られます。
何らかの原因で眠りが浅くなっても、通常であれば数日ほどで身体が慣れ、熟睡できるようになるものです。しかし、熟眠障害の場合は数週間~数ヵ月とこの状態が続き、心身共にスッキリしない毎日が続きます。
休日にまとめて長時間睡眠を取ったり昼寝をして熟睡感を得ようとする方もいますが、ムリに寝ても改善には繋がらないようです。熟眠障害の根本的な改善には、「睡眠の質を高める」ことが重要となってきます。

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考えられる熟眠障害の原因

Cause

熟睡感を得るには「睡眠時間×睡眠の質」が重要ですが、熟眠障害の場合は時間ではなく質の低下が主な原因。睡眠の質を低下させる原因には、以下のようなものがあります。

睡眠環境に問題がある

布団・ベッド・枕が身体にあっていない、寝室が明るすぎたり温度・湿度が適切でない、騒音に悩まされているなど。また、引っ越し・転勤・結婚など、生活環境の大きな変化も原因の1つと考えられます。

体内時計の乱れ

就寝前の飲食・飲酒・喫煙、PCやスマホの強い光を浴びるなど、体内時計のリズムが崩れるような生活習慣は熟睡の妨げになります。睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量を減らすことにも繋がり、より不眠を悪化させることも。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時に無呼吸状態を繰り返す症状。脳への酸素供給量が激減するので疲労感がなかなか抜けず、睡眠の質の低下に繋がります。いびきや無呼吸を家族などに指摘されたり、日中に強い眠気や倦怠感を感じる場合は要注意です。

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熟眠障害が及ぼす影響

Infruence

熟眠障害でどんな影響が出る?

睡眠の質が著しく低下すると、ナルコレプシー(過眠症、居眠り病)と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。
ナルコレプシーも睡眠障害の1つで、笑う・怒る・驚くなどの興奮状態の後に急に力が抜けたり(情動脱力発作)、日中強い眠気に悩まされるのが特徴です。
また、睡眠時無呼吸症候群にも注意が必要です。日中に起こる急激な眠気で仕事や日常生活に支障をきたし、運転中・仕事中などに重大な事故を引き起こすケースも多々見られます。
高血圧・糖尿病・肥満などの生活習慣病とも縁の深い症状なので、心当たりのある方は専門医での検査・治療をおすすめします。